セルフケア

化粧品における『全成分表示』の目的と責任

こんにちは。
オーナーセラピストの浅野です。

みなさん使っている日用品、化粧品を成分をしっかりみて選んでいますか?
今日は化粧品における『全成分表示』についてです。

化粧品には、外箱や容器に必ず配合されている全成分の名称を表記しなければならないという法律があります。

全成分表示の目的は、ある特定の成分で肌トラブルを起こす方にとって、その製品の使用を未然に避けることが出来ます。
また、肌トラブルが起きたときに使用していた化粧品の成分が分かると、皮膚科などで対応が行われやすいことなどが挙げられます。

2001年の全成分表示義務開始前は、『使用していい成分』が決められていて、それ以外の成分を使用する場合には、しっかりとした安全性のテストが必要でした。

現在は、使用成分は企業側で自由配合できるようになり、化粧品に配合する成分の安全性をしっかりと確認することも、企業側の自己責任です。

全成分表示は消費者にとって良いことである一方、化粧品製造に対する規制緩和であり、今まで国の責任において管理されていたものが、企業と消費者間での問題であり、買った消費者の自己責任となります。

記憶に新しいのは2013年のカネボウのロドデノール成分配合の化粧品による白斑病ですね。
被害に遭われた方の人数は約2万人





半年以上使用を中止することで
半端数の方は改善されたようですが、今なお当初と変わらない状態で苦しんでいる方もおられるようです。

皮膚からの貼り薬が良く効くように、肌からとったの成分は長くとどまるとこがこの事からもよくわかりますね。

次回は成分表示の見方をお伝えします!




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